祐也と私と一平先輩

私は”コクン”とうなずいた。


そしてゆっくりと先輩の腕から離れると、その背後に回った。


一平先輩は棚倉先輩に向き直ると、


「京也、お前ここで何してた?」


重く低い声で先輩が問いかける。




「昼寝かな?」


ソファーに座り組んだ足を組み替えながら、棚倉先輩はとぼけた表情で一平先輩に答える。


先輩の白いシャツの背中をキュっと握りながら、棚倉先輩をのぞき込む私の心臓はまだドキドキしてる。



「何故綾乃は恐がっている?」



「さあ?」



「京也っ!貴様っ....」