祐也と私と一平先輩

先輩の手が優しく私の髪をなでる。


「玲奈ちゃんが、綾乃がいつもと違うって知らせに来てくれたんだ」


玲奈が?


それで先輩が私を探しにきてくれたんだ。


玲奈が知られてくれなかったら....。

一平先輩がくるのが遅かったら....。


想像するのも怖い。


先輩の腕の中で”ブルッ”と震える体。



「もう平気だから」


先輩の優しい声と暖かい腕が私を包む。