祐也と私と一平先輩

「一平が君を特別扱いすればするほど、女子の反感を買うでしょ?
結局そのとばっちりを食うのは、一平じゃなくて君なのにね」


眼鏡を人差し指で直す倉橋先輩。


「どうしてかなぁ?一平の考えが僕には理解できないよ。
事実それで君は清良に嫌われてるんだし」


笑みが怖い。


私の心臓はさっきからバクバクしたまま。


大きく胸が上下する。


抑えようと思えば思うほど、呼吸が荒くなる。



「おびえてる女の子って魅力的だよね。
無理矢理どうにかしてやりたい衝動にかられるよ」



”ゴク...”私は唾を飲み込む。