祐也と私と一平先輩

その勢いでソファーに体が沈む。

と、棚倉先輩が覆いかぶさってきた。

そして私の両手首をつかむ。


この人....女慣れしてる。

なんの躊躇もなく私の自由を奪う。




「は、離して」


ニヤリと口元を上げる棚倉先輩。


「離せと言われて離すヤツっているのかな?」


「や、やだっ」


「もっと抵抗してごらん?君の力はそんなもんなの?」


棚倉先輩はこの状況を楽しんでいるようだった。



な、なんて人?!