────私は生徒会室にいた。
玲奈ごめん。
さっきのは完全に八つ当たりだよね。
玲奈は生徒会の仕事が出来て、清良先輩のお気に入り。
私と言えばその逆なんだから。
....まだ心の整理がついてない。
独りになって色々考えたかった。
だから、さっきの玲奈にイラっとしちゃった。
薄暗い生徒会室は電気をつけなくても怖くない程度の暗さだったから、私はあえて電気をつけずにいることにした。
一平先輩や小坂くん、それに清良先輩のことだって胸につかえてる。
そんな私はいつの間にか、心のうちを口に出してつぶやいていた。
どうしようもない感情。
行き場のない想い。
苦しい胸の内を声にして吐き出していた。
そんなことをどれくらい続けていたんだろう?
時間の感覚を完全に失っていた私は、ふと窓際に目を向ける。
窓を打ちつける雨は今だ止みそうにない。
「今日は一日雨かな?」
誰もいない教室に私の声が寂しく響く。
「天気予報では夜には雨があがるそうだよ」
ひゃ?!
一人だと思っていたのに、なぜ人がいるの?
だって生徒会室の鍵はかかってたもん!
誰?
また前みたく進藤先輩と彼女さんとか....?
玲奈ごめん。
さっきのは完全に八つ当たりだよね。
玲奈は生徒会の仕事が出来て、清良先輩のお気に入り。
私と言えばその逆なんだから。
....まだ心の整理がついてない。
独りになって色々考えたかった。
だから、さっきの玲奈にイラっとしちゃった。
薄暗い生徒会室は電気をつけなくても怖くない程度の暗さだったから、私はあえて電気をつけずにいることにした。
一平先輩や小坂くん、それに清良先輩のことだって胸につかえてる。
そんな私はいつの間にか、心のうちを口に出してつぶやいていた。
どうしようもない感情。
行き場のない想い。
苦しい胸の内を声にして吐き出していた。
そんなことをどれくらい続けていたんだろう?
時間の感覚を完全に失っていた私は、ふと窓際に目を向ける。
窓を打ちつける雨は今だ止みそうにない。
「今日は一日雨かな?」
誰もいない教室に私の声が寂しく響く。
「天気予報では夜には雨があがるそうだよ」
ひゃ?!
一人だと思っていたのに、なぜ人がいるの?
だって生徒会室の鍵はかかってたもん!
誰?
また前みたく進藤先輩と彼女さんとか....?