祐也と私と一平先輩

先輩にたてついたところでロクなこと無いし。


それにこの人たち清良先輩の友達でしょ?


今後、清良先輩とやりにくくなるのもいやだから。


おとなしくして我慢すればいい。




「生徒会役員だからって調子こいてない?」


「......」


「ちょっと何とかいいなよっ!」


茶髪さんに肩を小突かれる。


バランスを崩した体を立て直しながら、

「あはっ、すみません」

軽く頭を下げる。



「何笑ってんだよ、なめてんのかよっ!」


あちゃー、逆効果だった。