祐也と私と一平先輩

「俺が綾乃を好きな理由....か」


一平は空を見上げて小さく息をついた。


「俺の命。
....今、言えるのはそれだけだ」



....命?


ずいぶんと重い話のようだな?


それが綾乃と何かつながるのか?


一平の言葉の意味を祐也は理解できるはずもなかった。