祐也と私と一平先輩

小坂くんは面倒くさそうにため息をつくと、

「で、俺になんか用?
俺いまコイツの勉強見てて忙しいんだけど」


彼女はためらいながらも、

「あ、あの友達....友達として声をかけちゃダメかな?」


小声でしかも震える声でつぶいた。


まだ小坂くんの元カノって確証はないけれど、
目の前にいる子が藤崎さんだったとしたら....。


お互い好き同士だったはずなのに二人の関係がこじれると、
こんなになっちゃうの?


そんなのなんだか辛い。



「いいんじゃねえのっ」


吐き捨てると小坂くんは『もうお前とは話すことはない』とばかりに私のほうに向き直る。


「さ、続きをやろうぜ」



つ、続きって言われても。


小坂くんが強引に私のノート見てただけじゃんか。

それに彼女のことはもういいの?

関係ない私が心配するのってオカシイとは思うけど。

戸惑いの表情を彼に向ける。