祐也と私と一平先輩

「お前でも勉強することあるんだな?」


は?いきなり何?

だいたい久しぶりの会話がそれ?

試験が近づけば、私だって勉強するし。

そこまでバカじゃないよ。

赤点とって生徒会活動自粛だけはなんとしても避けたいんだから。



「ほっといて」


口を開けば意地悪なことしか言わない小坂くん。


私はクルリと背を向けて、机に向かった。


「ふーん、英語....ね。お前が一番苦手なやつか」


うっ....どうして私の成績把握してんのよ?

首を傾げる私に、小坂くんは私の背中から覆いかぶさるように、
両手を伸ばし机に手を突いた。


ちょっと、何してんの!

私の背中は彼の胸と完全に触れている。


こんなとこ先輩に見られたらっ。



「小坂くん、くっつきすぎだから」


離れてよ。とばかりに体をゴソゴソと動かす。


「それに重たいよ」