祐也と私と一平先輩

その姿を見た清良はさすがに、自分の放った言葉を後悔した。


「そうね、ごめんなさい。言い過ぎたかも。
だけど、私も生徒会のことを思って言ったのよ」


甘くしおらしい声を出すと一平を見つめた。




「.....分かってる」


「あ、もしかしてこれから綾乃ちゃんの家庭教師?
引き留めてごめんね。早く行ってあげて」


コロコロと態度を変える清良にわずかながら不快感を覚える一平だたが、

「俺もチェック手伝うよ。確かにこのところ清良に仕事回し過ぎてたかもしれない」


仕事のペアに嫌な思いをさせるのは一平の主義ではなかった。


一平は椅子を引くと清良の隣に座ろうとするが、


「平気よ一平。綾乃ちゃん待ってるんでしょ。
さ、行って行って」


清良は一平の背中を強引に押し生徒会室の出口へと導いた。