「ごめんなさーい!寝てた」
ピンポーンというチャイムがなってインターホンの画面に映る南美は爽やかな笑顔で両手を合わせていた。
「もう!遅いよ!」
気づけば時間は2時過ぎ。
暇すぎてシヲと映画を何本か見ていた。
「ごめんね!けど、はい!これ、お詫びのシュークリームです」
美味しそうなシュークリームがたくさん入った箱を渡されるといい匂いがプーンとした。
テレビには映画のエンドロールが流れていてシヲはソファーで寝ている。
「シヲ!南美が来たよ」
「あ〜……お前、睡眠し過ぎだからなあ〜」
シヲの寝ぼけた声に南美は笑いを堪えながらはいはいと頷いていた。
とりあえず3人集まったわけだし、今からかき氷食べ放題だ。
「食べよ!食べよ!シロップをね、たくさん買って来たから」
