────とある図書館
「いーつき。何見てんの?」
「由貴、五月蝿い。
図書館の中では静かにしろって…」
俺は瀬名 一稀(せな いつき)。バカ校且つヤンキー校に間違って(?)入学してしまった馬鹿だ。
(取り敢えず馬鹿だ。)
始まって早々うっせーぞ、作者。
そんでもって隣にいるのは幼なじみの椎名 由貴(しいな ゆき)。
女の癖に男っぽいお陰で付き合いやすい。
あ、変な意味じゃないからな!!!
「私、あっち行ってくるね〜。
迷子になんないように」
「ならねぇよ…! なめんなっ…」
「はいはい、図書館ではお静かに〜…」
「っ〜〜…!!!」
俺を馬鹿にするかのように笑いながらどこかへ立ち去ってしまった。
あいつっ……後で覚えておけよ…
さてと、気を取り直して本でも探すか。
「んー…」
新しい本を探すにしても、小さい頃からここの図書館でたくさんの本を読んでいるため選ぶものが限られてくる。
「───あっ」
いい本みっけた……
その本を家へと持ち帰るのであった。
なんの疑いもなく。
そりゃそうだろ。中身見てない。
(作者は思った。やはりコイツはただの馬鹿だった。)
心の声聞こえてんぞ、刺すぞ。刺せばいいんだな?
(スルー)
…………………。