ふんっと輝介からわざとらしく顔をそむけてみる。
「露骨に嫌がんなよ、ガキか」
「な、な、ばか!んも!輝介なんか嫌いだもん!」

「ふはっ」
輝介が面白そうに私の顔を見てわらった。
なんなの?!
もう!私のこといつもからかって〜!

いつか輝介をぎゃふんと言わせてやろう!
それが私の小さな夢である。
だけど、なぜかあの笑顔には勝てないんだよな〜。
悔しいけど。