お見合いですか?

 スーパーで、有希さんに会った。
まあ、同じマンションに住んでいるんだから、会っても不思議じゃない。
「あれー、愛ちゃんも買い物?1人」
「はい、有希さんも1人ですか?」
すると、有希さんが何か気付いたようで、
「可愛いピアスしてるねぇ。」と言いながら耳に触れてきた。
「今日、ちょっとデパートに行く用事があったんで。」
「ふ~ん、そうなんだぁ。」 
何故かニヤニヤしだした。
「な、なんですか?」
「いや、キスマークついてるよ。」
「やっ、その・・・」
「もう、したの?まだ3カ月経ってないけど。」一応、気を使ってくれたのか、小声で聞いてきた。
「まだです・・・」
「へ~、随分攻めてきたね、あいつもそろそろ限界なんじゃないの~、じゃあね。」そう言って、有希さんは、立ち去った。

 は、はずかしぃ~!!
もうっ、何でよりによって、、はぁー、まぁいいや、気を取り直して、買い物をした。

 「ちょー、恥ずかしかったんですけど。」
その夜、焼酎で乾杯したあと、スーパーで有希さんに会ったことを話した。
そして、先程の台詞に繋がる。
つけた張本人である、悠斗さんは、動じた様子もなく、「小西も、意外と観察力があるなぁ。」等とほざいてる。
「とにかく、もう付けちゃダメです。」
「うーん、それは難しいなぁ。」
「何でよー?」
「だって、煽ってるの愛実だろ?」
「ちょちょ、ちょっと待て、いつ煽った。いつ煽ったんだ?」
「まぁ、わりといつも?」
「なんじゃそりゃ。」
「じゃあ、愛実もつければ?」
「そういう問題? とりあえず、なんとなく恥ずかしいので、付けないように、以上!」
納得いかないが、話を終わらせた。