なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


年下とは思えないその色っぽさに、思わずゴクリと唾を呑みこむ。


「ま、まだ、入っていいって言ってな…


「弱くなんかねーよ」


「……え?」


一歩一歩近寄ってくる長瀬から逃げるように後退する私。


––––ガタンッ


机に行く手を阻まれ、足を止めれば、長瀬はその机に手をついて、私を囲うように拘束する。


「ちょっ…何!?近い!!」


「センパイは弱くなんかねー」


私を捉える長瀬の真っ直ぐな瞳のせいで、心臓がやたらとうるさい。


それでもって、顔がじわりと熱を持ってくる。


「俺、こう見えて体力あるんだよね」


ん?


体力?


一体何の話よ?



「オールで遊び回ったり、1日中喧嘩してたり、夜な夜な女と遊んだり。結構メチャクチャやっても次の日になりゃ体力回復してっし。こう見えて朝強えーし」


「……へぇ」


いや、それ本当かよ。


いつも見るたびだるそうにしてるじゃない。


って、しかも、今とんでもないことカミングアウトしなかったか?こいつ……。


「あ。女遊びは今はしてねーよ?今はセンパイとじゃなきゃヤりたくな…「話を続けて」


長瀬に目一杯の白い目を向けてやるが、当の本人はそしらぬ顔で話を続ける。