なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。

「何?」


「着替え」


いや……そりゃ見れば分かるけど。


「さすがに下着の替えまではねーけど。今は」


「…今はって何だ。今はって。
ってそうじゃなくて、これあんたの着替えでしょ?」


「俺はワイシャツあるから平気。その上に着てたパーカーだからそれ」


うちの学校、制服以外の着用禁止なんですけど……。って言ったところで、こいつ校則違反の塊だった。


ぐぬ……。

長瀬のパーカーか……。


確かに濡れた服のせいで冷えきったこの体、
厚手のパーカーはもの凄く助かる。


だけど、なぜだか着るのはためらわれる。


「い、いらないっ。別に家に帰ったらすぐに着替えるし」


そう言ってパーカーを長瀬に突き返し、来た道を戻ろうとすれば、グイッと腰を引き寄せられてしまって……。


「なに?センパイ脱がしてほしいの?」


スルッとブレザーを半分脱がされ、制服の下の今にも下着が透けてしまいそうな湿ったワイシャツを露わにされてしまった。


「ぎぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!」


長瀬の手から逃れるようにドンッと胸を押し返す。


私の顔色は、もはや青いのか赤いのか分からない状態だろう。


胸の前で手をクロスして、必死に身を守る。


こいつってヤツは、まるで万年発情期!!!