なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。

いじらしいか……。


いや、もう少し可愛げのある奴だったらそうも思えたかもしれないけど……。


「う、うーん……」


「まぁさ、もっと長瀬のこと見てやっても罰はあたらないってことよ」


そう言ってフラペチーノをグイッと飲み干す茉莉。


この子…まるで恋愛のスペシャリストかのように私にレクチャーしてくるけど、何で彼氏がいないんだろう?……なんて本人に言ったら、長瀬とのハプニングをこの場で大声で叫ばれそうだから絶対に言わない。



長瀬のことを見る……か。


確かに今まで避けてばかりいて、あいつのことをまともに見たことなんてなかったな。


見る…見る……。


うーん……。






次の日。


私は、美化委員の朝の仕事がある時と一緒の時間に家を出た。
 

もしかしたら、今日は長瀬のヤツ早速サボってるかもしれないし?


そうよ。


口だけなら何とだって言えるもの。


長瀬みたいなヤツが、あんな面倒な仕事を毎日こなせるとは到底思えないわけ。


どっかで面倒になって、「やっぱりやーめた。面倒くせ」とか言って投げ出すに違いない。


あー言いそう。


すごく言いそう。