さすがにあんな言い方をすれば、長瀬だって私のことなんか好きじゃなくなっただろうし、間違いなくこれからは、付きまとってはこなくなるだろう。
今まで散々鬱陶しいと思ってきたんだから結果オーライ万々歳じゃない!
長瀬さえ付きまとってこなければ、変な噂だってすぐに消えるだろうし!
ようやく平穏な日々を取り戻せるってわけよ!
後は卒業まで、今まで通りひっそりと目立たないように過ごしていくだけ。
そう……思うのに……。
「ねーちゃん俺の勝負パンツ知らねー!?」
そう…思…。
「うおぉぉぉぉ!!ねーちゃん春斗が便所から出てこねぇよぉ!!まじヤベェ!漏れるっ!!」
思うの……に……。
ガンガンガンッ!!!(トイレの中からドアを蹴る音)
……。
「ねーちゃーん俺の……
「いってきます」
私は、次から次へと騒がしい3バカトリオから逃れるように家を出た。
うるさすぎて……考え事ひとつまともにできやしないっ!!
我が家は長女の私を筆頭に、下に3人の弟がいる。
中3、高1、高2のうるさいことこの上ない、3バカトリオだ。



