なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。



さすがの山下さんも「ちょっと長瀬が不憫かも…」なんて言ってるし。


茉莉にいたっては。


「あんたバカか!!!」


もの凄く怒り出してしまった。


「そんなの長瀬がショック受けるの当たり前でしょ!?!?」


「ままま、待って…!!!だけど、それとこれとは……」


「関係あるからっ!!」


もの凄い迫力で身を乗り出してくる茉莉。


茉莉のフォークから、未だ食べられずに残っていた唐揚げが飛んで、思わず「ひぃっ!」と悲鳴を上げてしまった。


「つまり!長瀬はあんたの気持ちが離れてかないっていう自信がないの!!不安なんじゃないっ!!」


「で、でも、まだ本人がそう言ったわけじゃ…」


「とにかく!!四の五の言わず、もう一度長瀬とちゃんと話しなさい!!!!」


「ハ、ハイ…」









……あんなに怒らなくてもいいのにさ……。



昼休みに三人に言われたことを思い返していたら、あっという間に午後の授業が終わってしまった。


話しなさいと言われても、学年も校舎も違う長瀬と顔を合わせる時間なんて、お互い努力しなくちゃ生まれない。