なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


「ぶっ。テンパリすぎじゃね?」


勢い余ってご丁寧に年齢まで暴露した上、2つ折りになるんじゃないかってくらい激しいお辞儀をした私を、長瀬のお母さんは「よろしくね」と言ってクスクスと楽しそうに笑ってる。


これはつまり…そういうことだよね…?


恋人達における、恋人達のミッション。


彼ママ


初・対・面!!!!


というか、それって普通初デートでするもの!?!?


熱を持つ顔でキッと睨みつければ長瀬は「腹減った。早く入ろーぜ」とスタスタと歩き出してしまった。



長瀬のヤツ……。後で覚えてろ……。


普通先に言っておくもんでしょ!こういうことは!!







「近所の方がね、期限内に行けそうにないからって譲ってくださったの」


ビュッフェ形式で並ぶお料理を取り皿に盛りながら、長瀬のお母さんが嬉しそうに話してくれる。


「そうだったんですね。なんだか私まで一緒にすみません……」


「いいのよ〜!私が誰かを誘ってみてって、渉くんに言ったんだもの。それに、渉くんにこんなに素敵なお友達がいるなんて、とっても嬉しくなっちゃった!」