なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


確か、ここのビュッフェは凄く人気があって、一時期テレビとかで放送されるたびにお母さんが行きたい行きたい騒いでたっけ。


「つか、どこにいんだ?」


何かを探すように辺りを見回す長瀬。


ん?


「え?何が?」


「んー、ちょっと」


こいつ、誰かを探してないか?


長瀬と出逢って培われた私の嫌な予感センサーが反応してる。


しかし、考える間もなく、すぐに事件は起きることとなる。



「渉くーーん!!こっちこっち!!」



ロビーに響く長瀬の名前を呼ぶ声。


「あ。いた」


「え!?!?」


長瀬は、呼ばれた方へスタスタと歩いていってしまう。


そんな長瀬の先で、目も疑うような絶世の美女が長瀬に手をふっていた。



スラリとしたモデルのような体型。


色素の薄い、大人の雰囲気漂うふわっとしたボブカット。


長いまつ毛に整った鼻。形のいい唇。


昨日見たドラマの何とかっていう女優さんより、よっぽど美人。


そんな彼女は、親しみのこもった笑みを浮かべながら長瀬と何かを話している。



なぜ!?なに!?なんで!?


今日は2人きりのはずじゃなかったの!?


そもそも、この人はどこのどなた!?!?