本人は全く関心がないようで、さっきからずっとスマホ画面に夢中になってるけど…。
あれは間違いなくパズルゲームかなんかをやってる指の動きだ。
そういえばあいつ、最近ことあるごとにあれやってるな。
私が近づいても気付かないんじゃないの?
なんて思ってそろっと近づいたのに。
「センパイおはよ。思ったよりはえーじゃん」
即効気付かれた。
コ…コイツはどっかにセンサーでもつけてるのか?
「お、おはよう!ってか、来るつもりなかったんだけどね!ちょ、丁度この辺に用事があって!!ついでよついで!!」
「ふーん」
「ほ、本当だからね!?あんたが待ちぼうけてたらさすがに可哀想だと思って仕方なく……」
と、ふいに長瀬が私をまじまじと見ていることに気がついた。
う"!!
や、やっぱりこの格好に違和感を感じてる?
そう思ったらみるみる顔が熱を持ってくる。
くぅっ!絶対変だと思われてる!!
やだもう帰りたい!!
今すぐこの場を立ち去りたい!!
「センパイ今日すげー可愛い」
「………え?」
「それ、俺のため?」
「……っな!あんたさっきまでの話聞いてた!?」
–––––グイッ!



