なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


「咲希グッモーニン!!さぁ!!シンデレラタイムの始まりだよ!!」


「まっ、茉莉!?!?」


なぜだか大量の荷物を抱えた茉莉がご登場。


ニヤリ不敵な笑みを浮かべる茉莉に、嫌な予感しかしない。


そして、その予感は見事的中するのだ。






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「っかぁー!我ながらお見事だね!!」


大満足!と書いてある顔で、誇らしげに胸を張る茉莉の前で、げっそりと項垂れる私を映した全身鏡。


その中の私の姿は、まるで別人のようだ。


肩まであるストレートのボブヘアーが、ふわっと内側に巻かれフェミニンな印象に。


いつもほぼスッピンの顔面にはナチュラルなメイクが施され、いつもより明るく見える。


極めつけは服装。


白のハイネックニットに膝上丈の花柄スカート。


黒のタイツを履いてるのが救いだけど、普段私服でスカートなんか履くことのない私はどうもこの格好は落ち着かない。


てか、一つ言わせてもらっていい?



「誰っ!?!?」



「あっはは!別人だよねー!いやー、でも思った通り!咲希は基礎が整ってるから何しても映えるわ〜」