なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


長瀬は良くも悪くも凄く目立つから、みんな長瀬にばかり目がいってしまうのかもしれないけど、本当は私の方がずっと、長瀬に大事なことを教えてもらってる。


こんなの…絶対に本人には言わないけど。




「ほっほっほ。それであれば、君の合格を取り消す必要はなさそうだ」


「え!?」


「だってそうだろう?二人が付き合っていることで、悪い影響が出るのを僕達は懸念していたんだ。しかし、君達の関係は間違いなく、お互いに良い影響を与え合っている。僕達が思っていた以上に、君達の間には信頼関係が築かれているようだ」


「……っ」


「どうやら、安心して君を大学に送り出せそうだよ。ねぇ?教頭先生?」


教頭先生は、相変わらず眉間にしわを寄せたまま私達を一瞥すると。


「高校生らしい、節度のある付き合いをするのなら、私に文句はありませんわ」


そう言って、ふんっと鼻を鳴らした。



思わず笑顔で長瀬を振り返る。


長瀬も口元に笑みを浮かべて、小さく私にウインクをした。








***



「センパイ」


「………」


「おい。センパーイ」


「………」


「無視ばっかしてっと、パンツ見るよ?」


–––––バッチーーン!!