なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


………。


ク…クソが多くて…全然話が頭に入ってこないんだけどっ!!!!


でも…長瀬がこんなに一生懸命話してるところ、初めて見たかもしれない……。


「……けど、この人、すげー面白くて」


校長先生の視線が、私を捉える。


えっ?私っ!?


「ギャグかってくらい空回りばっかするし、あんたは高倉〇かってくらい不器用だし……」


自分。不器用ですから。


って、大きなお世話だよっ!!


空回りしてて悪かったな!!


不器用で悪かったな!!ほっとけ!!


私の隣で教頭先生が「ぶっ」て吹き出して、じとっと目を向ければ「ゴホンゴホンッ」とかいってごまかした。


も〜!


とんだ恥さらしだ!!


「けど、何に関してもすげー一生懸命で。バカみたいに真っ直ぐで。その分めちゃくちゃ傷付きやすくて、もろくて。けど、強がって平気ぶって…」


「……長瀬……?」


長瀬の視線が強く、真っ直ぐと校長先生へと向けられる。


今日は開け放たれたブラインドから柔らかな冬の陽射しが射し込んでいる。



「だから俺、この人の側にいなきゃダメなんです」



その柔らかな陽射しが、長瀬の凛々しい表情を照らして……凄く綺麗だと思った。