相変わらず、何を考えているんだか分からない顔で私を見下ろす長瀬。
……ん?
え?
長瀬!?!?
「長瀬…っ!!そ、その髪……!!」
震える指で長瀬の頭を指差す。
驚き過ぎて、言葉も出てこない。
だって、長瀬の髪の毛が…金髪だった長瀬の髪の毛が………
–––––真っ黒に染まっている。
「ああぁぁぁあんた!そ、それっ!!」
「花枝さん!ここは校長室ですよ!!何をさっきから大きな声で!!」
「す、すみませんっ!だって……」
あまりに長瀬の黒髪が衝撃的で……。
似合っていないというか何というか。
違和感だらけで言葉も見つからない。
…長瀬はこんなところで、そんな頭で、一体何をやってるの?
「まぁまぁ教頭先生。予定外のお客さんもいるようだけど、ひとまず長瀬くんの話を聞くとしようじゃないか」
校長先生の言葉に一度顔をしかめるも、教頭先生は「簡潔に話しなさいね」と言って、長瀬が話すのを促した。
私はそれを棒立ちになって見ていることしかできない。
すると長瀬は、校長先生の方へと歩み寄り、校長先生の前の机の上へ何枚かの紙を差し出した。
……テスト用紙?
「ほぅ。これはこれは凄いね。全部満点じゃないか」
「え!?」
その言葉を聞いて、教頭先生が駆け寄り確認をする。



