なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


前に言っていた長瀬の言葉を思い出す。


“センパイが卒業したら、もう学校にセンパイいないんでしょ?”



“俺、学校に楽しみ何もなくなるよ”



あれは、私がいなければ学校に楽しみなんてなくなっちゃうってことだよね?


じゃあ、長瀬の中で私がどうでもいい存在になったら?


同じように、長瀬にとって学校はどうでもいいものになってしまう?


もしかして……長瀬学校をやめようとしてないよね?


そんなバカなこと、考えてないよね?



校長室の扉が見えてきて、上がる息を整える間もなく、勢いよくその扉を開けた––––。


––––––バンッ!!



「長瀬っ!!ダメ!!学校辞めるとかそんなの絶対ダメ!!そんなの絶対許さないから!!」


「………は?何言ってんのセンパイ」


「何って!!私は絶対に絶対に反対だって…………………え?」


何やら様子がおかしいことに気付いて、目をパチクリさせる。


ゆっくりと辺りを確認すると。


眉をつり上げて私を凝視している教頭先生。


ほっほっほと独特の笑い方で優しげな笑みを浮かべている校長先生。


それから–––––。