やぁ。浅木くんではないか。
久々だね。
どうしたんだね。
そんな宇宙人から逃げてきたみたいに血相変えて。
「はぁ…はぁ…花枝先輩!渉が……!」
渉…わたる…?
あ。長瀬のことか。宇宙人長瀬のことか。
「先輩?聞いてます?なんか白目むいてますけど」
「あ…ごめん。宇宙人…じゃなくて、長瀬がどうかした?」
宇宙人が、ポーイとどこかに飛んでって我に返った私に、浅木くんが真剣な表情を向ける。
「渉が…校長室に……」
*
「ハァッハァッハァッ…」
一体どういうこと!?
頭の中でそんな言葉を繰り返しながら、私は急いで校長室に向かっていた。
さっき浅木くんが伝えに来てくれた内容が、私の頭の中で何度もリピートされている。
『長瀬が、校長室に行きました!それも…何か様子がおかしくて…』
それだけ聞いて、一気に嫌な予感が駆け巡った私は、浅木くんの話を最後まで聞かずに駆け出していた。
校長室に行ったって何!?
様子かおかしいって何!?
まさか長瀬、変なことを考えてないよね!?



