なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


やぁ。浅木くんではないか。


久々だね。


どうしたんだね。


そんな宇宙人から逃げてきたみたいに血相変えて。


「はぁ…はぁ…花枝先輩!渉が……!」


渉…わたる…?


あ。長瀬のことか。宇宙人長瀬のことか。


「先輩?聞いてます?なんか白目むいてますけど」


「あ…ごめん。宇宙人…じゃなくて、長瀬がどうかした?」


宇宙人が、ポーイとどこかに飛んでって我に返った私に、浅木くんが真剣な表情を向ける。




「渉が…校長室に……」










「ハァッハァッハァッ…」



一体どういうこと!?


頭の中でそんな言葉を繰り返しながら、私は急いで校長室に向かっていた。


さっき浅木くんが伝えに来てくれた内容が、私の頭の中で何度もリピートされている。



『長瀬が、校長室に行きました!それも…何か様子がおかしくて…』


それだけ聞いて、一気に嫌な予感が駆け巡った私は、浅木くんの話を最後まで聞かずに駆け出していた。



校長室に行ったって何!?


様子かおかしいって何!?


まさか長瀬、変なことを考えてないよね!?