なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。


………ってオイ。いつ私があんたに構ったことがあったよ……。


いつもほっておいてほしいのに、構ってくるのはそっちでしょうが!!


お前がその言葉を言うかっ!!お前がっ!!


っていう的確なツッコミを入れている場合ではない。



あれから長瀬は、全く私の前に現れなくなった。


学校に来ているのかどうかも分からない。


分かっているのは、長瀬に…長瀬なんかに、いよいよ愛想を尽かされてしまったかもしれないということ。



……そりゃそうだ。


校長室に呼び出されたあの日の私は、もの凄くずるかった。


例え大学合格を取り消されたとしても、教頭先生や校長先生に長瀬と付き合ってる事実を説明すべきだった。


それなのに、私はそれを躊躇したんだ。


長瀬との関係よりも、自分の利益を守ろうとした。


でも、そんなずる賢い自分を認めたくなくて、私を庇ってくれた長瀬を責めて、自分を正当化して。


ついには、長瀬を怒らせてしまった……。



最低だ。


私が長瀬の立場でも、本当にそんな女が彼女でいいのかなって、そりゃしばらく一人になって考えたくもなりますよ。


「はぁぁ……」