なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。

柔らかそうな薄茶色の髪には、緩やかなパーマがかかっていて、ワンレングスの前髪が大人の女性の色気を醸し出している。


それなのに、とっつきやすそうで人懐っこそうな、可愛らしい笑顔を私達に向けている彼女は、


あぁ、もう絶対にこの人いい人だ。


そう思わせる、雰囲気が漂っていて……。



ちょっと頼りなさそうだけど優しくて、穏やかな雰囲気を纏った先生とお似合いだと思った。



山下さんに興味津々の瞳を向けられて先生は、どこが照れくさそうに彼女へと目配せをすると。



「彼女というか……奥さんです」


と言って笑った。



……うそ…でしょ?



「へぇ。先生が結婚されてるなんて初耳ですね」


「金城くんまでからかわないでください〜。正確には、年明けに籍をいれることになっているんですよ」


だからまだ他の生徒達には内緒で。


そう言って人差し指を顔の前で立てる先生の顔がだんだんとぼやけてくる。



………まずい。


ちょっと……限界かも。


「わ、私っ……すみません!ト、トイレにいってきます!!」


「え!?あ、おい!花枝……!?」