すでにご両親に挨拶済ってこと?
いや、そこまでは言ってないか…。
う、うーん。
や、やるなぁ。金城くん。
これで付き合ってないって言うんだから、もうそれすらも疑わしいよ。
「何だよ。その目」
「いや……。山下さんを泣かせないでよ?金城くん」
「はぁ?」
じと目を向ければ、心底意味が分からないと言った金城くんの表情が返ってくる。
「咲希さぁ、そんなこと言うなら長瀬もじゃないの?」
「え?」
また茉莉は何をわけのわからないことを…。
「長瀬だって年下でしょ?家の人に連絡しといた方がいいんじゃない?」
「え」
ええぇ〜〜〜?
た、確かに長瀬は年下だけどさ!
でも、どうせこいつは夜遊びなんてしょっちゅうだろうし……。
親御さんも何も言わないから、遊び歩いてるわけで……。
……でも、待てよ?
それでも親って心配するものだよな?
例えば、長瀬と同い年のうちの長男が、何をしてるか分からない。どこの誰といるかもわからない。そんな状況になったら……。
ちょっと…心配かも。



