なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。

「本当に後は先輩にお願いしちゃってもいいんですか?」


「うん。やるって言ったって、最後誰もいないの確認して、電飾消すくらいだし。金城くん、ちゃんと山下さんを送ってあげてね」


「金城先輩!送り狼になってくれてもかまいませんよ♡」


「遠慮しとくわ。むしろ俺が食われそうでヒヤヒヤしてるっつの」


何だかんだ言いつつ、ちょっといい雰囲気の2人。


そんな2人の背中を手を振って見送る。


これもクリスマスマジックかな。


ひょっとしてひょっとしちゃって、あの二人上手くいったりしちゃうんじゃないの?


なんて、大きなお世話か。




「先輩ーーっ!!!言い忘れました〜〜!!メリークリスマスです〜〜!!」



校門を出る前に両手を大きく振る山下さんと、その隣で片手を上げる金城くん。


ちょっと照れくさかったけど、「メリークリスマス」と片手を上げはにかんで、私は来た道を引き返した。





ツリーの前に戻ると、さっきまで沢山の生徒で賑わっていたそこは静けさを取り戻していた。


祭りの後現象っつやつかな?


何だか少し寂しい気分になる。