吊り革に手をかけず


背もたれできるところを探して


ドアに近めの定位置につく。


ごく普通の女の子が言うのは

失礼かもしれないが


ごく普通の男の子がいる。



特徴を掴めないので


無色


と呼ぶことにする。



例えばこの無色が私みたいな人だとしよう。