翼side
メールを始めて2ヶ月がたって6月になった。


野球部は新人戦も終わり次は本番夏の大会に向けての練習が始まり翼も連日、夜遅くまで練習をしていた。
けど、サキとのメールも毎日頑張ったし、楽しかった。

6月2日
翼は今日の練習の時に背番号をもらえるか決まる練習日だった。
かなり頑張ってきた翼。
控えでもいいからベンチに入りたい。
練習終わりがけのミーティング。

監督が順に名前を言う。
「背番号11番翼。お前はピッチャーの控えだ。」
翼は嬉しさを隠して
「ありがとうございます。」
と背番号を受け取り席に戻った。

ミーティングも終わり帰る準備をしてこの嬉しさをサキに伝えたいと思った。

翼はいつのまにかサキに電話をかけていた。
翼はかなり緊張した。

サキはお風呂からでて電話が鳴ってるので慌てて電話にでた。

翼[サキ!おれ!練習終わったよ!]

サキ[オレって翼君!?電話どうしたの??]

翼[今日、めっちゃ嬉しいことあって、1番にサキに話したくて電話しちゃった。
めっちゃ緊張してる。]

サキ[翼くんの嬉しかったこと?
もしかして、夏の大会に出るとか?!]

翼[その、もしかしてだよ!ピッチャーの控え背番号11番をもらったんだ!]

サキ[それってすごいじゃん!
翼君が沢山練習してたからだよ!おめでとう!]

翼[サキ、ありがとう。
今度の月曜久しぶりに部活休みなんだよ。
よかたら会ってみない?
中山駅まで迎えに行くから]

サキはびっくりしたが

サキ[うん!いいょ!
じゃぁ、キャッチボールしてみたいからグローブ持ってきてね!]
とサキも翼にお願いしてみた。

翼[よっしゃ!わかったよ!グローブ持って行くね。
中山駅には何時に着くの?]
とサキに聞いてみた。

[うーん。4時40分くらいには着くよ!]
とサキが答えた。

[おう!じゃぁ、6月7日なっ!
オレ、これからチャリ漕いで帰るね!]
と翼の電話は切れた。