大学生活が始まった。私は念願の野球部のマネージャーになれ嬉しく毎日を野球と友だちとの夜遊びで過ごしていた。
タクは大学野球に打ち込みオフもない日々を過ごしていた。
そんな私達を繋いでくるのは毎日のメールと1日1回の電話だった。

私はタクに会いたくて会いたくて毎回の電話で
「会いたい。会いに来て。無理だよね。」

と何回も言っていた。

タクは
「原付買ったら行くから待ってて。」

この会話の繰り返しだった。