次の日は登校日。
私は眠い目を擦り電車に乗るとミクが「サキちゃんタクがメールしたいって言うからアドレス教えといたから。」と話し掛けてきた。
ミクはいつも確認をとる前に相手に教えてしまう癖がある。
私にしたら嬉しかったので
「ミクありがとう!」と笑顔で言った。

学校に着きケータイを開くとタクからメールがきていた。
<昨日は楽しかったね!改めてメールよろしくね!オレ、柳田工業高校に通ってるんだ!>

私は積極的だなーと思いながらメールを返した。
<メールありがとう!昨日楽しかったね(*^_^*)また遊べたら良いね!野球、大学に行ってもやるの?>
やっぱり授業が始まるとメールは返ってこなかった。