「サキすごい!
俺のところまで届いたじゃん!
次は取り方の練習だな」
と翼君は私とハイタッチをして私のに来た。

「えっ!飛んでくるボール取るの?怖いじゃん。」
と私がいった。

「来てくれるボールだけをとる!
まあ、今日は投げるの出来たから次にあった時に取るの教えるね!グローブ取ってごらん。」
と翼くん。
私はグローブを手から外して手を見ると川の匂いと土の匂いがしていて汚れでいた。

「手を洗いに行くよ!」
と翼君。
私は翼君のあとを着いていく。

「グローブはめてどうだった?」
と翼君が私に聞いた。

「グローブって皮の匂い凄いんだね。
使い込んであって凄いね。
ボール届いて嬉しかったよ!」
と私はよく分からなく返した。

「まあ、グローブは皮でできてるからな!
使い込んであるのは中学から使ってるからだよ!」
と手を洗い終わった翼君は話し、グローブの手入れをして袋に入れた。

2人でまたベンチに戻る途中でジュースを翼くんが買ってくれた。

ベンチに座りジュースを飲み少し休み

「暗くなってきたから家まで送るよ。また、後ろ乗って。」
と翼君に言われて私は後ろに乗り最初よりもギュッと翼君を掴んだ。

「サキ?どうしたの?」
と翼君が私を見た。

「まだ帰りたくないよ。。」
と私が言うと

「俺もだけど今日は帰るよ。」
と翼君は私が翼君をギュッとしてる手を握った。
そして自転車が動き出した。