私は彼に恋をした。
正確には彼の手に恋をした。
私が落とした資料を拾ってくれた時にその手に惚れてしまった。
恋をしたのは同期の森田浩。
無愛想で無口、口も悪いが時々見せる笑顔やさりげない優しさが魅力だと私は思っている。
そんな私は菊川万里。
大学のミスコンで3位になるなど全て1番になれないそこそこな人間。
そして嬉しいのは森田と私の席は隣。
なので大好きな森田の手を見放題。
最近は手を見すぎて森田にも気付かれ
「おい、変態。
手を見るな。金とるぞ。」
「お金払ったら触っても良い?」
「気持ち悪い。却下。」
「あっもうお昼だよ。
食堂行こうよ。」
「あぁ」
こんな感じで仲良くやっている。
森田とのランチは私が一方的に話をしている。
そしてたまに私の話がツボに入るらしく笑ってくれる。
仕事をしていても
「あれ?これはなんだっけな…」
「どれ?これはこうだろ?」
「なるほど。
ありがとう。」
と私がわからないと教えてくれる。
そんな日々を過ごし森田をどんどん好きになっていく。
最初に好きになったのは手だけど、この頃はぼーといている姿も歩いている姿も仕事をしている姿も何もかもが好きだと思う。
なので最近はスキスキオーラを出して見つめてみても森田には効かないらしく
「見つめるな、キモい。」
とあっさりぶったぎられる。
やっぱり言葉にしなきゃ伝わらないなとバレンタインに告白しようと考えた。
「もうすぐバレンタインだね。
甘いもの好き?」
「普通」
「そっかぁ」
「じゃあバレンタインデーに一緒に帰れたらステキなプレゼントあげようかなぁ…」
と森田をチラリと見ると
「最近はだいたい一緒だろうが…」
と特に興味がないようにあっさり返される。
森田がだいたい一緒というのは私が一方的に引っ付いているのだけれどランチも帰るのもほぼ毎日一緒だったりする。
一緒にいると次は触りたいしいちゃいちゃしたいとどんどん欲が出てくる。
そんな事からも告白を決意した。
正確には彼の手に恋をした。
私が落とした資料を拾ってくれた時にその手に惚れてしまった。
恋をしたのは同期の森田浩。
無愛想で無口、口も悪いが時々見せる笑顔やさりげない優しさが魅力だと私は思っている。
そんな私は菊川万里。
大学のミスコンで3位になるなど全て1番になれないそこそこな人間。
そして嬉しいのは森田と私の席は隣。
なので大好きな森田の手を見放題。
最近は手を見すぎて森田にも気付かれ
「おい、変態。
手を見るな。金とるぞ。」
「お金払ったら触っても良い?」
「気持ち悪い。却下。」
「あっもうお昼だよ。
食堂行こうよ。」
「あぁ」
こんな感じで仲良くやっている。
森田とのランチは私が一方的に話をしている。
そしてたまに私の話がツボに入るらしく笑ってくれる。
仕事をしていても
「あれ?これはなんだっけな…」
「どれ?これはこうだろ?」
「なるほど。
ありがとう。」
と私がわからないと教えてくれる。
そんな日々を過ごし森田をどんどん好きになっていく。
最初に好きになったのは手だけど、この頃はぼーといている姿も歩いている姿も仕事をしている姿も何もかもが好きだと思う。
なので最近はスキスキオーラを出して見つめてみても森田には効かないらしく
「見つめるな、キモい。」
とあっさりぶったぎられる。
やっぱり言葉にしなきゃ伝わらないなとバレンタインに告白しようと考えた。
「もうすぐバレンタインだね。
甘いもの好き?」
「普通」
「そっかぁ」
「じゃあバレンタインデーに一緒に帰れたらステキなプレゼントあげようかなぁ…」
と森田をチラリと見ると
「最近はだいたい一緒だろうが…」
と特に興味がないようにあっさり返される。
森田がだいたい一緒というのは私が一方的に引っ付いているのだけれどランチも帰るのもほぼ毎日一緒だったりする。
一緒にいると次は触りたいしいちゃいちゃしたいとどんどん欲が出てくる。
そんな事からも告白を決意した。

