なぬ!???
「ひっ、あんた何??人の話盗み聞きしてんの?」
急に現れた神山弘貴にビックリして声が裏返る
「おいおい〜、盗み聞きって言い方はねえだろ。
どこかの誰かさんが大声で話していたのが俺の耳に入ってしまっただけなんですけどねえ...」
どこか嫌味ったらしいその言い方が癪に障る
ホントなら話しかけて欲しくないレベルなんだけど
タオルの件があってから何故かあまり逆らえずにいる
「分かりました。ボリューム下げます。すいませんでした。」
はい、さようなら
心の中でそう呟く
「そういえば、凜城学園だっけ?」
さっきの雰囲気とは違う真面目な感じであいつが聞いてきたから少しびっくりした。
「そうだよ」
メロンパンに食いつきながら
りーちゃんが答える
「俺、裕一郎くん知ってるよ」
...え?


