こみあげる愛しさに、オレはたまらず手をのばし、その頬に触れた。
オレの、恋人。たった一人の、大切な人。
そして。
ふっくら美味しそうな唇に、
キスをし過ぎて、少し赤く腫れたそこに、
そっと自分の唇を重ねた。
熟睡中の奈央さんは、「ん……」ってわずかにつぶやいただけで、起きる様子はない。
調子にのったオレは、そのままその体へと悪戯を始めた。
鳩尾から胸……悩ましい曲線を描くウエストへ。
指でなぞって……その吸いつくような瑞々しい感触に、たまらず、唇で味わう。
「あ……ん」
うわ。
奈央さん、寝てるのにそんな声って……
反則だろっ。
思いっきり反応してしまった自分を見下ろして、
ため息をついた。
どんだけ節操ないんだよオレ。
でももう……ダメだ。
我慢できない。


