その夜——。
もう許してと鳴く奈央さんを、
キスで、愛撫で煽りたて。
何度も何度も、繰り返し。オレは愛しいその人に、想いをぶつけ続けた。
◇◇◇◇
カーテンの隙間から差し込む朝日が、まぶたをちくちくと刺す。
……げ。もう朝かよ。
ほんの少し前まで激しい情事に溺れていた恋人は、今オレの腕を枕に、深い眠りを貪ってる。
今夜は寝かせない——
そんなベタな口説き文句を使ったこともあるけど、ほんとに寝ずにずっとヤリ続けたのは初めてで。
留まることを知らない自分の欲望に呆れてしまう。
そして、改めて思う。
オレにとってこの人は、本当に特別なのだと。
朝日の中で見るそのあどけない寝顔は、
どこまでも安らいでいて。
オレの体を埋め尽くす細胞を、ひたひたと柔らかなもので浸していく。
それはきっと、幸福感、とでも呼ぶべきもので……。


