ヴァージンロード <続>Mysterious Lover


オレはまだ、見つけられずにいる。


オレは、あの人に愛される資格があるんだろうか?
あの人を抱きしめる、資格が……?

その、答えを。

オレは割と即断即決タイプで。
今までの人生、直感で決めて即効動くってことが多かったはずなのに。
あの人に関してだけは、どうもうまくいかない。
悩んで、悩みまくって。結局動き出せずにいる……。



◇◇◇◇

突然耳元で鳴り響いたスマホの着信音が、オレを浅い眠りから強引に揺さぶり起こした。
闇の中に白く浮かぶデジタル時計を見ると……深夜の2時っ!?

ふざけるなよ、なんだよそれ……
無視しようとしたけれど、
もしかして、日本で何かあったんじゃないか?
そんなわずかな可能性に思い当たって。
仕方なくスマホを取り上げて、相手も確かめず「ハロー」とつぶやいた。

『ハァイ、タ・ク・ミ! あたしよぉっ元気っ!?』

聞き覚えのあるはしゃいだ声が鼓膜にキンキンと突き刺さった。