——明日も早くから仕事なんだろ? 邪魔したくないから。
そんな言い訳をして。
でもほんとは……怖かったんだ。
同じ部屋で夜を過ごしたりしたら、オレの理性は完全に吹っ飛ぶ。
そんなこと、わかりきっていたから。
抱きたくない……わけじゃない。
そんなこと、あるわけない。
8年だぜ?
好きで、好きで、焦がれて焦がれて、焦がれ続けて。
8年間も、ずっと片想いしていたあの人に
奇跡みたいに、想いを受け止めてもらえて。
うれしくないわけないだろう?
抱きたい。
抱きしめて、体中にキスして。
あの人を味わいたい。
一晩中、ベッドに閉じ込めて。
片時も離さず。
あの人の中に、オレを、刻み込みたい。
でも。


