私の名前は諸星 流風。

私はこの世界の人間が嫌いだ…
人間とは醜い生き物だ、犯罪など
無くなることは無い,ニュースを
耳にする度に嫌になってまう,だから
人とは関わりたくない…人の心を
読みたくもないのだ,敢えてこの世界で
好きな人間は私の祖母と本を書く人くらい
かな…私の祖母はとても物知りだ,何でも
知ってて興味が湧いてしまう…
本との時間は私の生きがいというほどに。

放課後のチャイムが鳴ると同時に私は
図書室に向かう,図書室のドアを開けても
周りは誰も居ない…ほとんどの人はこの
立派な図書室に来ないみたい…そして
棚を見ると色々な本が並んでいるそれを
眺めるのがとても好きだった。
『でも,この学校の本は殆ど読んでしまった気が……』バンッと突然何かの落ちる音に
私はビクッと肩を震わせて恐る恐る
音がした方へと近づいて見た…すると
一つのとても分厚い本がそこにはあった
流風をそれを拾って見ると埃まみれの
本を軽く払うように手をパンパンと弾いた

『何,この古びた本…見た事無い…
何か……書かれてる……?
sun(火),plant(植物),water(水),thunder(雷)
heart(心),poison(毒)……そして…
star shrine(星巫)……?』
そう口にした瞬間とてつもない光が
流風を包み出しては一瞬で流風の意識を
消しとりました。…数分後目を開け始めた
流風…の目の前にした世界は見た事の無い
場所…綺麗な湖を目の前に見た事のない
花が風で揺らぎ流風を唖然とさせたのでした…
『ここは……どこなの……?』