リズがやってきたのはソラが寝ている部屋だった。

昨日まで無かった色々な機械が広かったソラの部屋を狭めている。

「ソラ……。」

目を閉じたままのソラに触れる。

前髪がぱさ、と横に落ちる。

リズはすぐ横にあるソラの机の椅子に座った。

「…………。」

まったく、何をしているんだろ。

先生の言ってる事は正しいのに。

悲しいのは、先生も同じなのに。