「リズがこうやって、部屋に引きこもっていたってソラは目、覚まさないよ?」
「っ!」
いつのまにか、先生の顔から笑いが無くなっていた。
リズは俯く。
「むしろ、そんなリズを見たら悲しむと思うけど?」
「っじゃあどうすれば良いんだよっ!」
リズはテーブルをガン、と拳で殴り部屋を飛び出した。
「リズ!ソラが居なくなったらソラの世界まで消えちゃうの!?」
先生の声が走る背後で小さく聞こえた。
先生の声が頭の奥で響く。
ねぇ、ソラも悲しかったの?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…