「リズがこうやって、部屋に引きこもっていたってソラは目、覚まさないよ?」

「っ!」

いつのまにか、先生の顔から笑いが無くなっていた。

リズは俯く。

「むしろ、そんなリズを見たら悲しむと思うけど?」

「っじゃあどうすれば良いんだよっ!」

リズはテーブルをガン、と拳で殴り部屋を飛び出した。

「リズ!ソラが居なくなったらソラの世界まで消えちゃうの!?」

先生の声が走る背後で小さく聞こえた。





先生の声が頭の奥で響く。

ねぇ、ソラも悲しかったの?