―次の日―

「じゃぁ、これからテストを返しま~す!」

うわ~!どうだったかなぁ。

テストが返される。

先生がニコニコしてる。

逆に怖いんですけど。

悪すぎたのか。すごいいいのか。

チラリ。お!

九十点!メッチャ上がった!

「ねぇねぇ!本村君、テストどうだった?」

「ん?お前より上」

九十点よりも上?

すごいなぁ。

ん、ちょっと待って。

何で私が九十点ってこと分かったんだろ。

私、点数見えるようにしてたっけ。

いやいや、どんだけ良くてもがっちり持ってるはずだもん。

「何で私の点数分かったの?」

「ハッ。う~ん。な、何でだろうねぇ~!」

本村君はびっくりした顔でごまかした。

何で…?