―放課後―

作業が始まってから、もう1時間も経ってる。

本村君といられるだけで嬉しいよ。

時間過ぎるの早いな~。

「意外と時間かかるな。」

「そうだね~。」

沈黙。何か話した方がいいよね?

あっ!今、告白の大チャンスじゃない?

でもなぁ…!う~ん。

やっぱり無理!

またチャンスはあるよね!

どうして言い出せないんだろう。

私はこんなだからダメなんだ。

もっと積極的になりたいな。

その時、急に。

「あのさ!もしかしたら気づいてたかもしれないんだけど…お前のことが好き。付き合って下さい!」

私の目が今までにないくらいに大きく開いた。

そりゃびっくりするよ。

「こちらこそよろしくお願いします!」

今度は本村君の目が大きくなった。

そして、、

「明日からは恋人としてよろしく!」

私は、顔を赤くして言った。