「……る!輝!どーしたの?蒼空迎えに行くんでしょ?」

「あ、ああ。今行く。」

ふわっと落ち着く匂いに包まれた。

「あれは輝のせいじゃないよ。輝が責任感じてると蒼空まで気を使うでしょ?
それともなに、輝は責任感で蒼空と一緒にいるの?」

「んなわけねーよ。」

そんなんじゃない。蒼空は俺の大切な友達だから一緒にいたいんだ。

「じゃあいいじゃん。ね?早く行こ?蒼空待ってるよ。」

「おう。美喜ありがとな。」