「にゃあ~」


 ちょうど菅谷団地を抜けるとき、左横の道から猫が飛び出してきた。


 「えっ、ちょっと!!
  わっ!」


 ガシャーンッ!!
 
 避けようと思いハンドルを右にするも──
 そのままバランスを崩して自転車ごと転倒してしまった。